3月8日 対阪神オープン戦 不思議の勝ち

ヤクルト6‐5阪神

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

故野村監督の「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負け無し」という名言が蘇りました。
この言葉の意味は、「勝ったといっても偶然や相手のミスに助けられて勝つこともあるが、負けるときは必ず負ける理由がある」という「勝って兜の緒を締めよ」的な戒めの言葉です。

昨日の阪神戦は2月24日の阪神戦の「柳の下のどじょう」作戦でヤクルトは石川を先発させました。対する阪神は開幕投手に指名済みの青柳です。
昨年阪神を優勝に導いた村上・大竹・伊藤の3枚看板をさておいて一昨年のエース青柳が復活という処です。
さてその柳の下の石川ですが前回阪神は主力選手をスタメンに出さず一軍半相手に石川は余裕の投球だったわけですが、昨日阪神はフルメンバーをそろえてきました。1番の近本に左前安打を打たれるともう浮足立ちます。プラス特に石川登板の際は守備陣が全力でアシストしないといけないところですが皆で足を引っ張ります。
次の中野のサードゴロを北村恵吾が取れずノーアウト1・2塁で動揺した石川はノイジーの投ゴロを弾きゲッツーできず1アウト2・3塁、大山にタイムリーを打たれまず1失点。
次は2回です。1アウト1塁から阪神坂本の三遊間の当たりをショート武岡が押さえますが、二塁への送球は間に合いませんでした。(内野安打)この後近本のタイムリーが出ます。
3回は佐藤の二塁打から森下のサード強襲ヒットです。結果ヒットですがまた北村恵吾です。
この日の石川の悪い癖が出て、打たれるとかっかしてむきになってストライクを投げ込む。高めの球威の無い玉をつるべ打ちにされるという悪循環です。この回3点目を取られ2アウトを取ったところで、高津監督は石川に見切りをつけ、近本・中野の打順ですが育成の沼田(右)を出して、近本四球の満塁に中野タイムリーで2点を取られ、3回で0‐5と本来なら終戦のところです。

対するヤクルト打線は侍Jでお疲れの村上・塩見はお休み。(阪神の中野は先発していましたが)「青柳怖い」の山田もお休み。本来サイドスローの青柳に対し力を発揮すべき左打者はなんの策もなく、1回は2アウト1・2塁から5番に入った長岡(左)が凡退、2回は1アウト1塁から武岡(左)が併殺打。1番に起用された西川(左)は2タコで青柳は4回無失点、1被安打は右のサンタナという余裕のピッチングでした。

ということで3回に0‐5となりこれで終わりか、と思いましたが3番手嘉弥真・4番手木沢・5番手宮川・6番手大西が阪神に追加点を与えませんでした。宮川は7回0‐5というシチュエーションでのびのびと投球し、大西は逆転した後の8・9回を回跨ぎで締めました。大西は8回は球も高く不安定な投球でしたが(1被安打1与四球)、9回は開き直ったか3者凡退でした。特に2アウトから井上が放った三遊間深めのゴロをドラ5ルーキー伊藤が好捕・好送球で試合を締めくくりました。
この伊藤選手は8回の大逆転劇でもスイングは波打ってとてもの内容でしたが、ショートゴロから足を生かした内野安打をもぎ取りました。この選手も面白い存在です。
ということで田口不在をついて大西もクローザー立候補でした。

さてハイライトの8回のヤクルトの攻撃です。
阪神の投手は勝利の方程式の一人桐敷です。あっさり2アウト後、まともに打っては歯が立たない岩田が叩きつけるゴロを放ち足の内野安打から逆襲です。続く増田の右ファウルフライを阪神前川が目測を誤り取り損ねます(エラー)。本来ここでこのイニング終わっていたところです。岩田も盗塁で桐敷を揺さぶります。増田は結局四球。続く北村拓巳も四球で満塁。西田のショートゴロを名手?の小幡がエラーで2点。濱田の大飛球をセンター森下が取れず(エラー)更に2点。更に前述の伊藤の内野安打から内山の中前タイムリーで同点。止めが北村恵吾のショートゴロを小幡が再度のエラーで逆転です。
この回ギネス記録になりそうというか草野球並みの阪神の1イニング4エラーで負けていた(と思っていた)試合がひっくり返りました。正に「不思議の勝ちあり」です。

これで阪神はオープン戦7戦全敗です。昨年の日本一でどこかゆるみが出ているような気がします、が本番になればどうでしょう。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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